三 島の歴史を今に伝える〜みしまのお寺への誘い

 「みしまのお寺めぐりの会」
 事務局 Tel:090-8132-8394
 〒411-0853三島市大社町7-31

 
くんたくざん   れんけいじ

15 番の寺 君澤山 蓮馨寺
 

みしまのお寺(15) 蓮 馨 寺

宗 派 浄土宗
開 基 正応二年(1289年)星蓮者明譽上人
ご本尊 阿弥陀如来
住 職 掬池 晃雄
住 所 三島市広小路町1-39
URL http://blog.livedoor.jp/renkeiji/

 昔、この地は君澤郡蓮沼で、蓮の花の香る寺と言う意味から蓮馨寺と、山号は君澤山と名付けられた。
 開山は明蓮社星誉上人(三島誌による)とある。
 創立年代は、寺の記録によると正応二年(一二八九年)とあり、鎌倉幕府の蒙古襲来二回目の弘安の役直後の年代と考えられる。
 蓮馨寺は伊豆八十八ヶ所の霊場の札所であり「弘法大師像」を安置した真言宗の寺として創立し、その後浄土宗に改宗された。
 昔から多くの方々の信仰の対象になっている「日限地蔵尊」は、日を限って願い事をするとご利益があらたかであることから有名です。また奈良時代の法隆寺より七転の守本尊として御分身してあり、三島市内外の職方の信仰を集め「太子講」として弟子に代々受け継がれている。
 近代俳諧の祖「松尾芭蕉の墓」がある。石碑には「いざともに穂麦くらわん草枕」の句と「嵐雪三世六花庵乙児門生陶官鼠建立」安政七年(一七七八年)十月十二日が刻まれている。
 芭蕉が東海道を往来した時は蓮馨寺に立ち寄り、住職や近隣の文化人と談義に花を咲かせたと思われる。芭蕉の死去に際し徳を偲び遺髪を拝受し俳諧発展のため墓石を建立し翁の冥福を祈り続け、十月十二日には俳人相集い翁の法要と句会を開催し、今日に至っている。
 ご本尊の「阿弥陀如来像」は足利時代の作といわれ、体内にもう一体の佛が入っている霊験あらたな「抱き佛」として珍しい。
 尚、平成二十三年境内の一部を三島のせせらぎルート、源兵衛川のルートとして開放し、散策する人達に喜ばれている。